【社労士解説】双極性障害(躁うつ病)で障害年金を受給するための重要ポイント

最終更新日: 2026-3-27 社会保険労務士 遠藤 隆

「気分の浮き沈みが激しく働けない」「躁状態の行動で社会的信用を失ってしまった」――。
双極性障害は、単なる「うつ病」とは認定基準や審査の着眼点が異なります。受給を勝ち取るためには、病相の「波」をいかに正確に書類へ反映させるかが鍵となります。

 

1. 双極性障害(躁うつ病)とは?

双極性障害は、ハイテンションで活動的な「躁状態」と、無気力で落ち込む「うつ状態」を繰り返す脳の病気です。

  • うつ病との違い: かつては躁うつ病と呼ばれ、うつ病の一種と誤解されがちでしたが、現在は全く別の疾患として扱われます。うつ病の治療(抗うつ薬)だけでは改善せず、むしろ症状が悪化することもあるため、専門的な診断が必要です。
  • 周期の特徴: 放置すると再発周期が短くなる傾向があります。躁状態では本人は「絶好調」と感じるため、治療の必要性を感じにくいのが特徴です。

2. 障害年金の審査で重視される「躁状態」のサイン

障害年金の審査官は、躁状態の時にどのような「社会的逸脱行動」があったかを厳しくチェックします。

  • 活動の過多: 睡眠時間が2時間未満でも平気で活動し続け、話し続ける。
  • 判断力の欠如: 根拠のない自信に満ち、高額な買い物、ギャンブル、多額の借金を重ねる。
  • 対人トラブル: 初対面の人に声をかけ続ける、攻撃的になる、性的に奔放になる。
  • 遂行能力の欠如: 次々にアイデアが出るが、一つも形にできない。

これらの行動により、「どれだけ社会生活や就労に支障が出ているか」が等級判定の大きな材料となります。

 

3. 双極性障害で申請する際の「3つの重要ポイント」

① 診察時の「体調」に左右されない情報提供

診察日に「うつ状態」であれば医師に辛さが伝わりますが、「躁状態」や「中間期」の時に受診すると、医師に「順調ですね」と判断され、実態より軽い診断書を書かれるリスクがあります。両方の極端なエピソードを時系列で伝える資料が不可欠です。

② 日常生活能力の判定(7項目)

食事、清潔保持、金銭管理、対人関係など、障害年金の診断書には日常生活の判定項目があります。「躁の時はできるが、うつの時は全くできない」という場合、その平均的な状態ではなく、最悪の時の支障も含めて正しく記載してもらう必要があります。

③ 就労実態の正確な申告

双極性障害の方は、躁状態の勢いで就職しても、うつ転した途端に欠勤が増え、退職に至るケースが非常に多いです。「就労できている=元気」とみなされないよう、雇用形態や職場での配慮状況を明文化しなければなりません。

4. 当事務所のサポート実績

新横浜障害年金相談センターでは、双極性障害特有の複雑な病歴を丁寧にヒアリングし、数多くの受給決定をサポートしてきました。

  • 不支給からの逆転受給事例
  • 多額の借金や対人トラブルを抱えたケースでの2級認定
  • 初診日が10年以上前でも証拠を積み上げ遡及受給した事例

 

💡 代表・遠藤 隆からのメッセージ

双極性障害の方は、ご自身で状況を客観的に説明することが非常に難しい時期があります。私たちは、ご本人の「言葉にならない苦しみ」や「家族の不安」を汲み取り、医師へ正確な情報提供を行うことで、受給の可能性を最大限に高めます。

 

ここが重要

 「自分はうつ病だと思っていたが、実は双極性障害だった」という方へ ・・・傷病名が変わっても、初診日や納付要件の考え方は引き継げることが多いです。まずは無料相談で、これまでの経緯をお聞かせください。

よくあるFAQ

Q. 初診日はいつになりますか?

A. 「双極性障害」と診断された日ではなく、その前段階の「うつ病」や「不眠」などで初めて心療内科・精神科を受診した日が初診日となります。

 

Q. 診断書を書いてもらう時の注意点は?

A. 「躁状態」の時のトラブルも正確に伝えることが重要です。 医師の前で「調子が良い(躁状態)」時に診察を受けると、医師が「回復した」と誤解し、軽い内容の診断書を書いてしまうことがあります。

  • 散財、対人トラブル、不眠不休での過活動など、躁状態での「逸脱した行動」をメモにまとめて医師に渡しましょう。
  • 「うつ状態」で動けない時のリアルな生活状況(風呂に入れない、食事が摂れない等)も併せて伝えてください。

 

Q. 精神障害者保健福祉手帳を持っていれば貰えますか?

A. 手帳と障害年金は別の制度です。 手帳が2級でも年金が不支給になることもあれば、その逆もあります。ただし、審査の参考資料にはなるため、持っている場合は申請時に記載します。

 

双極性障害の申請事例

こちらが当事務所でサポートをした双極性障害の事例です。

 

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