【完全ガイド】就労移行支援とは?            対象者・費用・メリットまで社労士が実務で解説

【結論】就労移行支援は「就職+職場定着」までサポートする制度

就労移行支援とは、一般企業への就職を目指す障害のある方を対象にした就労支援サービスです。 単なる職業訓練ではなく

  • 就職準備
  • 就職活動
  • 就職後の定着支援

まで一貫してサポートされるのが特徴です。

※本記事は、障害年金・就労支援の相談実務をもとに解説しています。

重要ポイント(先に結論だけ知りたい方へ)

  • 対象:18歳以上65歳未満で就職を目指す方
  • 費用:多くの方が無料(上限あり)
  • 期間:原則2年間
  • 内容:訓練+就活支援+職場定着支援

👉 「働くまで」ではなく「働き続ける」ことを目的とした制度です。

就労移行支援とは何か(制度の概要)

就労移行支援は、障害者総合支援法に基づくサービスで、事業所に通いながら就職に必要な力を身につけていきます。

主な支援内容

① 職業訓練

  • PCスキル
  • ビジネスマナー
  • コミュニケーション

② 生活・体調管理

  • 生活リズムの安定
  • ストレス対策
  • 継続就労のための習慣づくり

③ 就職活動支援

  • 履歴書・職務経歴書の作成
  • 面接対策
  • キャリアカウンセリング

④ 職場定着支援

  • 就職後の相談
  • 企業との調整
  • 長く働くためのフォロー

👉 「就職前〜就職後」まで一貫して支援されます。

利用できる方(対象条件)

以下すべてに当てはまる方が対象です。

  • 一般企業への就職を目指している
  • 障害(身体・知的・精神・発達・難病など)がある
  • 18歳以上65歳未満
  • 原則、現在就労していない

👉 障害者手帳がなくても、医師の診断などで利用できる場合があります。

 

利用料(いくらかかる?)

👉 多くの方は自己負担0円で利用しています

  • 上限:月額37,200円
  • 世帯収入に応じて決定
  • 利用期間:最長24か月

👉 実務上は「無料で利用できるケース」が多いのが特徴です。就労移行支援は「約9割〜93%程度の人が無料」で利用しています。

メリット・デメリット(重要)

メリット

  • 体調管理や生活リズムが整う
  • 障害特性に合わせた働き方が分かる
  • 就職活動を専門スタッフがサポート
  • 職場定着支援が受けられる
  • スキルを身につけながら通える

👉 「就職できない理由」を一つずつ解消できるのが強みです。

デメリット

  • 原則アルバイトができない(例外あり)
  • 事業所によって支援の質に差がある
  • 一般枠就職希望の場合は合わない場合あり
  • 利用料が発生するケースもある

👉 「どの事業所を選ぶか」で満足度が大きく変わります。

就労移行支援の選び方(ここが最重要)

👉 実務上、事業所選びで結果がほぼ決まります

4.就労移行支援施設の選び方

就労移行支援事業所が行うサポートや訓練の内容は、事業所ごとに異なる場合があります。また注力しているサポートやプログラムにも違いがありますので、事業所の特長をよく把握して選ぶ必要があります。

① 自分に必要な支援があるか

  • コミュニケーション訓練
  • 面接対策
  • PC・資格講座

👉 目的に合ったプログラムがあるか確認

② 障害特性に対応しているか

  • 精神障害 → メンタルサポート体制
  • 発達障害 → コミュニケーション支援

👉 実績や対応経験を必ず確認

③ 雰囲気・相性

  • 支援員との相性

  • 利用者の雰囲気

👉 見学・体験通所は必須

④ 通いやすさ

  • 距離
  • 通所負担

👉 継続できる環境が最優先

⑤ 就職・定着実績

  • 就職率だけでなく「職場定着率」が重要

【実務ポイント】よくある失敗

  • なんとなく事業所を選ぶ
  • 見学せずに決める
  • 自分の目的と合っていない

👉 結果:

  • 通えなくなる
  • 就職につながらない

👉 【実務例】事業所選びが最も重要な判断です。通所が続かず途中で離脱してしまうケースは少なくありません。多くは「事業所との相性」や「目的の不一致」が原因です。

 

まとめ|就労移行支援は「選び方」で結果が変わる

就労移行支援は、

  • 就職準備
  • 就職活動
  • 職場定着

をトータルで支援する制度です。ただし、

👉 どの事業所を選ぶかで結果は大きく変わります。就労移行支援は「事業所選び」で結果が決まる制度です。事業所選びを誤ると、通所が続かず就職につながらないケースもあります。

就労移行支援と就労継続支援の違い

就労移行支援 → 一般就職を目指す
A型/B型 → 福祉的就労(雇用または作業)

ご相談について

  • どの事業所を選べばいいか分からない
  • 自分に合う支援が分からない
  • 就職に不安がある

このような場合は、事前に整理することで適切な選択がしやすくなります。

👉 状況に応じた進め方については個別にご案内しています。

👉すでにフルタイム就労している方は原則対象外です。

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    社会保険労務士 遠藤 隆
    社会保険労務士 遠藤 隆
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