男性(40代) 無職
傷病名:精神遅滞
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 年額:約78万円
相談時の相談者様の状況
お姉様が弟の障害年金申請のご相談に来られました。弟は知的障害で小さい頃からいじめを受け、受験も失敗し、手に職をつけ職人として仕事をしていましたが、両親は弟が障害者であることを否定し続け、公的な支援は一切受けなかったそうです。ご両親がお亡くなりになると、すぐにお姉様が療育手帳を申請しました。IQ37の中度精神遅滞で手帳はB1で認められましたので、次に障害年金の申請をしましたが不支給決定がおりてしまいました。どうしていいかわからずネットで検索されご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
知的障害レベルから言えば、障害年金を認めてもらってもおかしくないレベルです。お姉様は審査請求をご希望でしたが、お姉様が障害年金手続きを進められていた時、弟は塗装会社でフルタイム勤務をしそれなりの収入も得ており、診断書にもそのことが書かれていました。日常生活は常時援助が必要で、仕事をしているとはいえ指示されたとおりに手を動かすだけの仕事ですが、フルタイム勤務をしていると厳しい判定になります。
審査請求は厳しい結果が予想されましたので、併せて再請求を行うことをご提案しました。というのもご相談当時、人間関係が気まずくなり退職し、無職の状態だったからです。
結果
審査請求は棄却されましたが、無事障害基礎年金2級を受給できました。お姉様は受給を諦めていらしたので、大変喜ばれていました。