線維筋痛症のステージがⅢ～Ⅴ、常時家族の援助が必要となり、障害基礎年金2級を受給できたケース

女性（50代）：主婦
傷病名：線維筋痛症
居住地：神奈川県
決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級
受給額：年額102万円

相談時の相談者様の状況

　全身の倦怠感、リンパ節腫脹、集中力記憶力が低下し、不眠が続くような状態でした。身体中に関節痛や筋肉痛もあり、大きな病院を受診したところ、線維筋痛症疑いと診断され、薬物療法を開始しました。疼痛の増悪により、専門医を受診したところ、線維筋痛症の確定診断となり、薬物療法、生活指導が行われましたが、全身、筋肉や関節の激しい痛みのため、次第に長距離歩行ができなくなり、ペットボトルのキャップを開けることも難しく日常生活に支障をきたすようになりました。自宅内以外の移動は電動車椅子を使用するようになり体調が良く通院可能な日で重症度ステージⅢ、体調不良時ステージⅣ～Ⅴと診断されました。現在、月1回受診し薬物療法を行っていますが、気圧の変動に伴い、症状悪化を繰り返しており、体調によっては通院そのものができないことも多い状態です。自宅内はかろうじて伝い歩き、家事を含めた日常生活は家族の援助が必須となっています。外出時は電動車椅子を使用しており、全身の痛みが酷く、各種薬剤、非薬物療法の限界と言われています。