男性(30代) 会社員
傷病名:慢性腎不全
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給額:年額147万円
相談時の相談者様の状況
入社前健康診断で血糖値異常を指摘され、入社後に受診したところ糖尿病と診断され投薬治療を行うこととなりました。
1年程投薬治療を受けていましたが、治療を自己中断してしまいました。暫くして仕事中に急に目の前が黒くなり、受診したところ、両糖尿病網膜症、右硝子体出血と診断されました。レーザー手術を勧められましたが、すぐに手術を受けることが難しく、日常生活に大きな支障をきたさなかったため、通院を自己中断してしまいました。翌年、左眼にも見え辛さを感じ、受診したところ、早急にレーザー手術をおこなうべきであると診断され、大学附属病院宛紹介状が出されました。
この頃になると両目ともに症状の悪化を自覚しており、自動車の運転を自粛するようになっていましたが、又受診を自己中断してしまいました。しかしその後左硝子体から出血したため再受診したところ、手術となりました。まず左眼から実施し、2か月ほどして右眼の手術を受けました。退院後は眼の状態が良くなったことから通院せず、治療もしていませんでた。
その後4月に受けた健康診断で腎臓の数値を指摘されましたが、多忙であり自覚症状もあまりなかったため受診していませんでした。9月に入り下半身の酷い浮腫みを自覚するようになり、体重も急激に増加したため、自宅近くの病院を受診したところ、腎機能の低下が確認されました。紹介状をもらい大きな病院を受診したところ糖尿病性腎症と診断されました。食事制限や投薬治療を続けましたが、病状が悪化したため人工透析を開始しました。現在、自宅近くのクリニックに転院し週3回、4.5時間の人工透析を行っています。
相談から請求までのサポート
初診の医療機関は入社前健康診断を受けたクリニックでしたが、先生が「こんなに悪いのにうちが初診のはずがない」と言い、受診状況等証明書には「〇年〇月〇日健診の為当院受診」と書いているにも拘らず、初診日を健康診断を受けた日付で書かれてしまいました。この時は国民年金加入中でしたので、このままでは障害基礎年金になってしまいます。訂正してくれそうもない雰囲気でしたので申立書を作成し、初診は入社後であるという事を主張いたしました。
結果
申立書通り初診は厚生年金加入中であるとして、障害厚生年金2級が決定し、年額147万円を受給することができました。
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