男性(50代) 休職中
傷病名:うつ病
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給額:年額224万円
相談時の相談者様の状況
仕事が忙しくて精神的に体調を崩したため、横浜駅近くのメンタルクリニックを受診したところパニック障害と診断されました。1年程度通院したところ症状が改善したため受診を終了しました。
8年程受診しませんでしたが、残業が月50時間を超えるようになり、上司からの圧力もあってストレスや疲労が蓄積するようになりました。勤務中に具合が悪くなって早退したり、上司から叱責されると原因不明の耳鳴りや動悸がして欠勤するようになったため、インターネットで探したクリニックを受診したところ、適応障害及びパニック障害でうつ病の寸前だと言われ投薬治療を受けました。服薬当初は下痢や耳鳴りの症状がありましたが服用を調整しながら薬物療法を続けました。主治医からは環境を変える必要があり、残業はせず容態が悪化する場合には一定期間の休養が必要であると指示されました。
次第に人とのコミュニケーションを苦痛に感じるようになりました。抗うつ薬が処方されるようになり、仕事が自分に集中しないようにして精神の安定を図っていましたが、症状が悪化し週1回受診するようになり精神安定剤も増量されました。翌月からはリハビリ出社をするようになりましたが朝起きられず、午後からも出社できたりできなかったりしていたため、休職することになりました。
自宅療養中はベッドから起き上がれるのは14時以降で、フラフラしてまともに歩けない状態でした。1日だけリハビリ出社する日がありましたが、最寄り駅に着くと不安感が増し、動悸がしたため出勤することができずそのまま帰宅してしまいました。現在も一日の大半を横になって過ごしており、復職の目途も経たないため、障害年金を請求することにいたしました。
相談から請求までのサポート
1か所しか通院していないというご本人の申立てを受け、診断書の作成を現在通院しているクリニックにお願いしたところ、先生から連絡があり前医があることがわかりました。記憶を辿っていただいたところ、かなり前に通院していたことを思い出していただきましたが、既にそのクリニックにはカルテはもう残っていませんでした。しかしこのクリニックの終診と現在のクリニックの初診までの期間が8年程あり、その間は寛解していましたので社会的治癒で進めることに致しました。
結果
社会的治癒が認められ、障害厚生年金2級を取得し、年間224万円を受給されました。