女性(20代) 無職
傷病名:自閉症スペクトラム
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
障害厚生年金 : 年間115万円
相談時の相談者様の状況
職場の人間関係で傷つくことが多くなり、次第に感情のコントロールができなくなり、職場でも暴言を吐いたり、号泣することを繰り返すようになりました。また、私生活においては言語理解力や計算能力の低さなどにより社会人として生活するうえで大きなストレスも感じていました。職場から療養の指示を受けたため、自宅近くのメンタルクリニックを受診したところ、抑うつ状態と診断され、薬物療法を受けましたが、症状は改善せず、感情のコントロールが出来ない状態が続いており、主治医やカウンセラーに対しても心を閉ざしてしまい定期的に通院することができませんでした。就労も続けることができず、退職に至り、実家に戻ることになりました。検査を希望しましたが、今のクリニックでは検査を行っていないとのことで、紹介状を書いてもらい転院しました。検査の結果、適応障害と診断され、薬物療法と認知行動療法を受けました。その後、スーパーでアルバイトを開始しましたが1カ月で退職に至りました。心身共に疲れ果てたため、任意入院しましたが感情をコントロール出来なくなり結局1週間で自主退院してしまいました。
退院後、紹介されたメンタルクリニックを受診したところ、自閉スペクトラム症と診断されました。通院の予約を取ると極度の緊張からストレスが強まり下痢症状が起こるため体調をみながら不定期に受診を続けています。ほぼ自宅に引きこもっており、就労不能な状態が続いているため、お母様が心配されご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
2年程前に年金事務所の相談員と相談しながらご自分で申請を行いましたが不支給になってしまいました。その時の申請書一式を拝見したところ、「適応障害」で請求していました。神経症で申請できないことはありませんが、精神病の病態を示していることを診断書に書いてもらわなくてはいけません。相談員がこのような事に気が付かない事はちょっと驚きでしたが、もう少しきちんと対応いただきたいものです。今の先生に自閉症で診断書を書いて頂き申請となりました。
結果
障害厚生年金2級を取得、年間115万円を受給することができました。