女性(30代):主婦
傷病名:気管支喘息
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給額:年額130万円
相談時の相談者様の状況
小学校の時、突然小児喘息発作を発症入院することとなりました。その後は症状が出ることも無かった為、病院を受診することはありませんでした。
妊娠中に突然呼吸困難となりました。夕方から翌朝にかけて症状が酷く、夜も眠れないほどでした。救急外来を受診したところ、気管支喘息と診断されました。暫く服薬治療を継続していましたが、症状が落ち着いてきた為、自己判断で受診をやめました。しかし、第2子出産後、状態が悪化し、1ヶ月に1度受診して調整しながら薬物療法を継続しました。第3子出産後も喘息のコントロール不良により、状態が悪化し入院となりました。現在も入院中であり、苦しくて家族との会話も出来ない状態です。
相談から請求までのサポート
HPをご覧になり、1分間受給判定からお問合せになられました。重度の気管支喘息で、入退院を繰り返しているとのことでした。慢性気管支喘息の認定基準は以下の様になります。
慢性気管支喘息については、症状が安定している時期においての症状の程度、使用する薬剤、酸素療法の有無、検査所見、具体的な日常生活状況等を把握して、総合的に認定することとし、各等級に相当すると認められるものを一部例示すると次のとおりである。
障害の程度 |
障 害 の 状 態 |
1級 |
最大限の薬物療法を行っても発作強度が大発作となり、無症状の期間がなく一般状態区分表のオに該当する場合であって、予測肺活量1秒率が高度異常(測定不能を含む)、かつ、動脈血ガス分析値が 高度異常で常に在宅酸素療法を必要とするもの |
2級 |
呼吸困難を常に認める。常時とは限らないが、酸素療法を必要とし、一般状態区分表のエ又はウに該当する場合であって、プレドニゾロンに換算して 1 日 10 ㎎相当以上の連用、又は5㎎相当以上の連用と吸入ステロイド高用量の連用を必要とするもの |
3級 |
喘鳴や呼吸困難を週 1 回以上認める。非継続的なステロイド薬の使用を必要とする場合があり、一般状態区分表のウ又はイに該当す る場合であって、吸入ステロイド中用量以上及び長期管理薬を追加 薬として2剤以上の連用を必要とし、かつ、短時間作用性吸入β₂刺 激薬頓用を少なくとも週に 1 回以上必要とするもの |
(注1) 上記表中の症状は、的確な喘息治療を行い、なおも、その症状を示すものであること。 また、全国的に見て、喘息の治療が必ずしも専門医(呼吸器内科等)が行っているとは限らず、また、必ずしも「喘息予防・管理ガイドライン 2009(JGL 2009)」に基づく治療を受けているとは限らないことに留意が必要。
(注2) 喘息は疾患の性質上、肺機能や血液ガスだけで重症度を弁別することには無理がある。このため、臨床症状、治療内容を含めて総合的に判定する必要がある。
(注3) 「喘息+肺気腫(COPD)」あるいは、「喘息+肺線維症」については、呼吸不全の基準で認定する。
御相談者様はプレドニゾロンを1日10mg以上使用しており、入院中でしたので一般状態区分も認定基準に該当することが予想できましたので、受給可能性は高いとお伝えしたところ、御依頼となりました。
結果
障害基礎年金2級を取得、子の加算を含め年額130万円を受給されました。