男性(50代)会社員
傷病名:血友病A
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給額: 年額70万円
相談時の相談者様の状況
車にて通勤途中、首筋から出血しました。精密検査の結果、第八因子欠乏症(血友病A)と診断されましたが、治療方法はなく経過観察となりました。その後は年に一度経過観察の為受診していましたが、特に問題なく過ごせていた為、通院を終了してしまいました。10年ほどたって、口内を強く噛んだところ出血が止まらなくなり受診しました。その後、血友病性関節症が出始めた為定期的にCT検査も実施しています。日常的に傷病の特性を理解したうえで十分に注意を払って生活しています。膝関節に負担が掛かるような運動や歩行を制限しており、肉体労働は自粛しています。
相談から請求までのサポート
HPの1分間判定からお問い合わせがありました。血友病は血栓・止血疾患に該当し障害認定基準では以下のようになっています。
|
障害の程度 |
障 害 の 状 態 |
|
1 級 |
A表Ⅰ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表Ⅰ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの |
|
2 級 |
A表Ⅱ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表Ⅱ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のエ又はウに該当するもの |
|
3 級 |
A表Ⅲ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表Ⅲ欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のウ又はイに該当するもの |
A表
|
区分 |
臨 床 所 見 |
|
Ⅰ |
1 高度の出血傾向、血栓傾向又は関節症状のあるもの 2 補充療法をひんぱんに行っているもの |
|
Ⅱ |
1 中度の出血傾向、血栓傾向又は関節症状のあるもの 2 補充療法を時々行っているもの |
|
Ⅲ |
1 軽度の出血傾向、血栓傾向又は関節症状のあるもの 2 補充療法を必要に応じ行っているもの |
B表
|
区 分 |
検査 所 見 |
|
Ⅰ |
1 APTT又はPTが基準値の 3 倍以上のもの 2 血小板数が 2 万/μL 未満のもの 3 凝固因子活性が 1%未満のもの |
|
Ⅱ |
1 APTT又はPTが基準値の 2 倍以上 3 倍未満のもの 2 血小板数が 2 万/μL 以上 5 万/μL 未満のもの 3 凝固因子活性が 1%以上 5%未満のもの |
|
Ⅲ |
1 APTT又はPTが基準値の 1.5 倍以上 2 倍未満のもの 2 血小板数が 5 万/μL 以上 10 万/μL 未満のもの 3 凝固因子活性が 5%以上 40%未満のもの |
ご相談者様は臨床所見と検査所見のいずれも3級に合致していましたので3級は受給可能とお話ししたところご依頼となりました。初診は20年以上前で、カルテは既に破棄されていましたが、病院の医療情報システムに記録が残っていた為、初診はクリアできました。
結果
障害厚生年金3級が認められ、年額70万円を受給されました。
投稿者プロフィール
- 当サイトをご覧いただきありがとうございます。当事務所は神奈川県横浜市・川崎市を中心に、全国対応の障害年金 申請サポートを行っております。 障害年金について少しでも疑問、質問、不安のある方の相談にのり、「相談して良かった」「やるべきことが明確になった」と、相談後には気持ちが前向きに、軽くなれる様、耳を傾け、アドバイスすることを心掛けております。サポート依頼をするかどうかは後で決めれば良いです。まずはお気軽に相談ください。相談実績11,500件以上の事例をもとに、一緒に考え、解決していきましょう!
最新の投稿
- 11月 25, 2025内科系の障害大動脈弁閉鎖不全症による人工弁置換で障害厚生年金3級を取得、年額61万円、遡及で31万円を受給できたケース
- 11月 24, 2025肢体の障害球脊髄性筋萎縮症で日常生活全般や就労においても家族などの援助が不可欠な状態となり障害厚生年金2級を取得、年額142万円、遡及で203万円を受給できたケース
- 11月 23, 2025その他の障害コロナ後遺症で日常生活の多くは寝たきりで過ごすことが多い状態となり障害厚生年金1級を取得、年額178万円、遡及で353万円を受給できたケース
- 11月 22, 2025精神の障害うつ病で仕事は休職となり障害基礎年金2級を取得、年額82万円を受給できたケース














