社会的治癒が認められ、慢性腎不全による人工透析導入で障害厚生年金2級を取得、年額143万円を受給できたケース

男性(50代):会社員
傷病名:慢性腎不全
居住地:神奈川県
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給額: 年額140万円 

相談時の相談者様の状況

 中学時の健康診断で尿蛋白を指摘され、近所の内科を受診しましたが、その後は特に異常を認められることなく過ごしていました。会社の健康診断にて尿蛋白を指摘され、経皮的腎生検にてIgA腎炎、高尿酸血症と診断されました。食事療法を行いながら経過観察を行っていましたが、腎生検を行ったところ、糸球体の硬化進行が認められ、予後の悪化が懸念されると診断されました。血液浄化導入まで10年以内であるという説明があり、透析を回避するため経過観察管理を行っていました。しかし徐々に体調悪化が認められるようになり、腎不全と診断されました。腹膜透析を開始しましたが、腹膜炎を発症したため血液透析へ移行となり、現在週3回1日4時間透析を行っています。。

相談から請求までのサポート

 初診は30年以上前でカルテは残っていませんでしたが、2番目の病院への照会状のコピーをご本人がお持ちで、そこには15歳の時尿蛋白を指摘されたこと、そして会社の健康診断で異常を指摘され受診した日付が記載されておりました。ご本人に確認したところ、15歳以降は特に異常を指摘されることはなく普通に生活をしていたとのことでした。ただこのまま提出すると20歳前障害とされてしまう恐れがあるため、病歴記入書にはその旨詳細に記入し厚生年金初診で申請いたしました。

結果

 社会的治癒が認められ障害厚生年金2級を取得、年額143万円を受給できました。

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