うつ病で障害基礎年金2級を取得、年間78万円に受給金額が増えたケース

女性(60代) 主婦
傷病名: うつ病
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給額:年額78万円遡及額100万円 

相談時の相談者様の状況

以前、障害年金の申請サポートをさせていただいた方から、お母さまの年金についてご相談の連絡をいただきました。60歳を過ぎ精神疾患を発症され病気に苦しみながらもパート勤務を続けてこられました。61歳から特別支給の厚生年金の支給を受けていますが、厚生年金加入期間が短く金額も少額でした。体調悪化から現在の仕事も続かなくなり障害年金の申請で年金額を増やすことが出来ないかご相談にいらっしゃいました。精神福祉手帳はまだ取得されておらず、通院も月に1度の投薬治療とのことでしたが、日常生活の状況についてヒアリングしたところ、食欲の低下、意欲の減退により1日中横になっていることが多く家事も家族に頼らざるをえない状態とのことでした。医師には通院の際に「相変わらずです」としか伝えていないとのことでした。

社労士の見解

保険料の納付については滞納期間も多かったため障害年金が申請できるか気にされておりました。相談者は初診日のあった61歳の時には厚生年金の被保険者ではありませんでした。この場合は日本に住んでいる60歳以上65歳未満で年金制度に加入していない期間に初診があるため障害基礎年金が申請できます。保険料の納付要件を見る場合は、60歳までの前1年間の被保険者期間に未納がなければ納付要件を満たします。あとは障害の程度が2級以上に該当していれば障害基礎年金が受給できます。現在の年金額が年額で4万円程度なので、お聞きした病状から受給額が増やせるのではないかと思いました。

相談から請求までのサポート

保険料の納付要件を気にされておりましたが、60歳までの前一年間に未納はありませんでした。あとは診察の際にあまりお話ができていないご様子でしたので、発病からの経過の内容や、日常生活状況についてまとめさせていただき申請いたしました。

結果

結果、基礎年金2級を受給することが出来ました。初診から3年程度経過していますが、遡及請求も100万ほどの支給が決まりました。

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