女性（50代）無職
傷病名：うつ病
居住地：川崎市
決定した年金種類と等級：障害厚生年金2級
受給額：年額145万円

相談時の相談者様の状況

母親の介護をきっかけに会社を休みがちになり、当初は発熱、食欲不振、倦怠感などの症状で内科を受診したが医師に精神科の受診を進められ精神科を受診した。会社を休みがちになり有給消化をへて傷病休職となった。その後母親が亡くなったころから外出が出来なくなり、１日中ベットで横になっているようになり、外出できなくなった。会社のからの電話にも出られず、安否確認されたことをきっかけに、長女夫婦に気にかけてもらうようになった。体調が悪く傷病手当の申請も事項である２年を経過してしましい申請が出来ずに資金的にも切迫した状態でご相談いただきました。

社労士の見解

初診から１年６か月経過した日（障害認定日）より後に症状が悪化して、障害年金を請求する場合（事後重症請求）には、申請日の翌月より年金が支給されるため、申請が遅れるとその間、障害の程度が重くても年金が支給されません。今回のようにうつ病で外出できないような時には障害年金が必要であっても現実的に申請できない方が、多く必要な保障がなかなか届かないのが現状です。そのため相談者に代わってできるだけ早く申請すること重要な案件でした。障害の程度については精神疾患により外出できない状況で、精神福祉手帳の取得はされていませんでしたが、状況から２級相当と判断いたしました。

相談から請求までのサポート

外出困難であることから、電話・郵送・メールのやり取りで、日常生活状態のヒアリング病歴・就労状況申立書を作成するための聞き取り等を行い、相談者のご負担にならないように書類の作成をしました。医師の診断書には、抑うつ症状により週１回程度の外出しかできない状況や診療を行う部屋以外は散乱している状況について記載されていましたが、診断書に記載された日常生活動作の評価が軽く評価されており、食い違う部分があったため相談者の方にその旨をお伝えし医師ご相談いただきました。提出前に診断書を見直していただき申請いたしました。

結果

極力、相談者にご負担を掛けないように申請できました。結果、障害厚生年金２級の受給が決定しました。収入面の不安が少しでも解消され精神手にな安定につながることを祈念しております。