Ⅰ型糖尿病で自己のインスリン分泌は完全に枯渇し、障害厚生年金3級を受給できたケース

男性（50代）：会社員
傷病名：Ⅰ型糖尿病
居住地：神奈川県
決定した年金種類と等級：障害厚生年金3級
受給額：年額163万円　

相談時の相談者様の状況

　軽い倦怠感を感じ始めましたが、夏バテだと思っていました。しかし、徐々に倦怠感が強くなり、口の渇きを感じるようになり、水分摂取量が増えました。頻尿や多尿が続き、急に体重が減少しました。食欲不振や嘔吐などの症状も出現し、症状が継続して悪化したため、病院を受診しました。尿検査の結果、代謝性ケトアシドーシスと診断され、点滴治療を受けました。症状は和らぎましたが、ケトンの改善が見られず、他の病院を紹介されました。そこでⅠ型糖尿病と診断され、緊急入院し、インスリン頻回注射療法を開始しました。退院後は超即効型インスリン及び時効型インスリンを行いました。しかし、血糖コントロールがうまくいかず、即効型インスリンに変更しました。血糖コントロールの更なる改善を目指し、入院してインスリンポンプを導入しました。現在はインスリンポンプと持続血糖測定器を使用して血糖コントロールを行っています。自己のインスリン分泌は完全に枯渇しており、今後回復する見込みはないと診断されています。

相談から請求までのサポート

　Ⅰ型糖尿病で障害年金を受給する為にはいくつか要件があります。ご相談者様はそのうちの要件、「検査日より前に 90 日以上継続して必要なインスリン治療を行っている」には合致しておりましたが、そのほかの具体的な数値に関しましてはご存じありませんでしたので、障害認定基準をご案内し、医師日化宇人するようお伝え致しました。後日お電話があり数値的には問題ないとのご回答で、そのままご依頼となりました。