男性（30代）：障害者雇用
傷病名：ADHD
居住地：神奈川県
決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級
受給額： 年額80万円　遡及額340万円

相談時の相談者様の状況

　幼稚園では落ち着きがなく、じっとしていられませんでした。集団行動が苦手で、一人でいることが多かったです。小学校に入学後も、いじめを受け続け、いじめ相談施設に通いましたが、状況は改善しませんでした。授業に集中できず、勉強も苦手でした。中学校でも引き続きいじめに遭い、友人は一人だけでした。高校では、いじめが原因で部活動を退部し、勉強も苦手な科目が多かったです。大学ではグループワークが苦手で単位を落とし、アルバイトも続けられませんでした。就職活動もうまくいかず、卒業後は引きこもり状態でした。

就職後も、業務がこなせず、何度も退職を促されました。病院で「ADHD」と診断されましたが、薬の服用は断りました。その後、発達障害専門外来を探し、現在は6週間に一度通院し投薬治療を受けています。障害者雇用で就職し、現在も事務を担当しています。職場では配慮を受けながら勤務していますが、日常生活では妻の多くの援助を受けています。

相談から請求までのサポート

　奥様からご主人のご相談がありました。ADHDでコミュニヶケーションが困難で、現在特例子会社にてフルタイム勤務中とのことでした。障害者雇用でもフルタイム勤務していますと難しいケースがありますので、会社の配慮の状況を明確にして申請いたしました。

結果

　障害基礎年金2級を取得し、年額80万円、遡及で340万円を受給できました。