直腸がんで障害年金3級を取得、老齢年金の障害者特例で年間160万円を受給できたケース

女性(60代)無職
傷病名:直腸がん
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級 年間受給額90万円
老齢厚生年金障害者特例 支給月から更新月までの総支給額:年間受給額:160万円

相談時の相談者様の状況

以前直腸がんで人工肛門を造設されましたが、その後改善が見られたので人工肛門を閉鎖されました。しかしその後肝臓や骨盤への転移が判明し抗がん剤治療を開始されましたが、生活の質の悪化によりに再び人工肛門を造設され体調の悪化もありご相談に見えられました。

依頼から請求までのサポート

初診日が厚生年金加入期間でしたので、人工肛門造設により3級は決定しておりましたが、タイミング的に老齢厚生年金障害者特例の申請ができる為、こちらのご説明をいたしました。

障害者特例は、60歳前半に報酬比例部分相当の特別支給の老齢厚生年金が受給できる場合、以下の要件を満たしたときは、さらに定額部分が受給できるものです。

1.厚生年金保険の被保険者でないこと
2.障害等級1級から3級に該当する程度の障害状態であること

定額部分の額の計算式は以下の通りです(平成31年度)。

定額部分の額 = 1,626円 × 支給率 × 加入月数
※支給率は、昭和21年4月2日以降の生まれの方は、「1.000」です。

 なお、厚生年金加入期間が原則として20年以上である場合、受給権を取得した時点で生計を維持している配偶者、子がいる場合、加給年金が支給されます。

正確な金額は最寄りの年金事務所に行けば教えてくれます。

結果

障害等級3級を取得し、老齢厚生年金障害者特例により年間160万円を受給されました。

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