女性(30代)無職
傷病名:右上腕骨骨肉腫
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害基礎年金 現症日2級
障害基礎年金 年間受給額:78万円
相談時の相談者様の状況
右上腕骨骨肉腫から、右上腕骨に人工骨頭を装着され、その後抗がん剤治療の影響で四肢に重度の麻痺を発症されました。
ご本人で申請をされていましたが、診断書の内容が心配なこと、また体の麻痺が重くご自分での申請が大変なこともあり、当センターにご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
ご来所された際に、肢体障害の診断書を拝見いたしましたが、お会いしたときの様子や、ご本人様から聞き取った、日常生活動作の状態、また筋力評価などが低く、いただいた内容からは3級相当の評価と感じました。
実際お会いした状態は杖を使用されて、外出の際は車いすが必要な状態で少なくとも2級相当はある状態でした。
そのため、筋力評価や日常生活動作について、現状の状態を表すものとしていただくため4回にわたり診断書の修正を依頼いたしました。
初診証明の取得を代理で行うなど、肢体障害で動けない部分のサポートに配慮しました。
結果
結果、事後重症請求で2級の障害基礎年金を受給することができました。
障害認定日については1年6か月前に人工骨頭を装着されているため、発病後すぐに手術をした日が障害認定日となりました。
実際は抗がん剤の影響で症状が悪化したため、事後重症請求となってしまいました。
制度上しょうがないとはいえ、症状の原因を考えると、こういうケースでは障害認定日の特例は適用されないようにならないかと思った案件です。