男性(30代) 無職
傷病名:自閉症スペクトラム(ASD)
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給額:年額78万円
相談時の相談者様の状況
幼少期から一人遊びが多い子供でした。物への執着心が強く、行動が遅く、身支度などに時間がかかっていました。
相手の話を聞かず、学校では忘れ物も頻繁にしており、整理整頓はできませんでした。
小、中、高校は普通学級に進学しましたが友達が少なく、朝も起きられず、学校を休みがちでやがて自室に閉じこもりがちとなりました。
自宅では反抗期もあり、暴言を吐いたり物を投げつけて壊したりしていました。
高校卒業後は進学も就職もせず、自宅に閉じこもっていました。
アニメに夢中になり、自室で一日中観ていたため母親が心配して知人に相談したところ、近医を教えてもらい受診したところ統合失調症と診断され薬物療法を受けていました。
徐々に症状が改善し、声優の専門学校に通うようになりましたが途中から休みがちとなりました。
専門学校卒業後は声優の事務所に所属したが、仕事のオファーがないため、スーパーの品出しのアルバイトをしていました。
アルバイト先で社交的な後輩ができると、その人に対する嫉妬心が強まりストレスとなって退職しました。
その後は仕事をせず引きこもりが続いている為、父親と共に区役所に相談に行き、サポートステーションとメンタルクリニックを紹介され転医しました。
当初は不安症と言われていたが発達障害の傾向が見られるとのことで検査を受けたところ自閉スペクトラム症と診断されました。
現在では2~3週間に1回受診し、薬物療法を受けています。先生から当センターを紹介されお母様がご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
初診のクリニックと2番目のクリニックはカルテが残っておりませんでしたが、3番目の病院の受診状況証明書に「初診は18歳」と書かれており、二十歳前障害であることが証明されていました
。あとは現在の状況を細かくヒアリングし診断書に反映してもらいました。
結果
障害基礎年金2級が決定し、年額78万円を受給できました。