弊社には様々な方がご相談に来られますが、
事前に年金事務所や役所、他の社労士にご相談になっているケースは珍しくありません。
ただご相談者様の質問の回答や対応をお聞きしたところ
誤解をされているケースを見受けます。
今回は誤解をされていたケースをご紹介します。
なおいずれも弊社が直接目撃したのもではありませんが、
直接ご相談者様からお聞きした内容であることを申し添えます。
厚生年金なので2級は無理ですか?
うつ病の相談で年金事務所に行き、障害等級の説明をしてもらったとき、
「自殺する人が1級、入院する人が2級、
厚生年金に入っていた人が3級。あなたは厚生年金だから3級ね。」
と言われたそうです。私は入院していないし、
厚生年金なので2級は無理ですよねとご相談を受けました。
しっかり説明いたしました。
若い人は年金はもらえないの?
発達障害で働けないお嬢様が20歳になったので、
お父様が役所に障害年金の相談にいったところ、
応対した役所の職員から
「まだ若いのだから年金なんかもらえないよ。働いたらどうなの?」と言われました。
役所の人が言うのだからそういうものかと思い、
そのまま過ごしていましたが、10年経ってふと疑問に思い、弊社にご相談に来られました。
結果的に5年遡及で障害基礎年金2級が認められましたが、
既に400万円を超える障害年金は時効で消滅していました。
適応障害の病名だけで申請したところ…
精神の障害で年金事務所と相談しながら進めていきましたが、
不支給になりましたとご相談に来られた方がいらっしゃいました。
その時の書類を拝見したところ、「適応障害」の病名だけで申請されていました。
神経症だけで申請する場合は工夫が必要で、
そのことは年金事務所の障害年金担当者ならご存じのはずです。
担当者のお名前がありましたが、いつも弊社の書類を受け付けていただいている方でした。
なぜそのような申請を行ったのか未だ不明です。
複数傷病がある場合は…? てんかんの注意点
知的障害とてんかんをお持ちのお嬢様をもつお母様から相談を受けました。
年金事務所と相談しながら手続きを進めていったそうですが、
知的障害では難しいのでてんかんで申請しようという事になりました。
年金事務所と相談しながらアドバイス通りに申請いたしましたが、
結果は不支給決定を受けたとのことでした。
よくよくお話をお聞きしたところ、てんかんは薬でしっかり抑制され、
発作はここ数年起きていませんでした。
結局弊社にて知的障害で申請を行い、
障害基礎年金2級の事後重症請求で決定致しましたが、
最初から知的障害で申請を行っていれば、認定日で認めてもらえた案件でした。
当事務所にご相談ください
以上の事例は一部にすぎませんが、
公的機関の障害年金担当者から説明を受ければその通り信じてしまい、
中には申請を諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
少しでも説明に疑問を感じた方は弊社にご連絡ください。
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