質問
いくつかの病院を転院しています。初診日はいつになりますか?
答え
障害年金上の「初診日」とは、障害の原因となった傷病について、初めて医師又は歯科医師(以下「医師等」という。)の診療を受けた日のことをいいます。同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日が初診日になります。
例えば、
1番目・・・A病院
2番目・・・B病院
3番目・・・C病院
と病院を転院してきたとすると、A病院に最初にかかったときが「初診日」です。
ただし、同一の傷病でなくとも、前の疾病や負傷がなかったら、後の疾病は起こらなかったであろうと認められる場合は、「相当因果関係」ありとみて、前後の傷病を同一傷病として取扱います。
また医学的には治癒していなくても、治療を行う必要がなく症状が安定していることや、通常の生活や就労も可能な状態が一定期間あると認められると、再発後に初めて受診した日を初診日と認定してもらえます。これを社会的治癒と言います。
例えばA病院とB病院の受診間隔が概ね5年以上あり寛解しているような状況にあれば、A病院ではなくB病院を初診とすることができるのです。