感音性難聴で障害基礎年金1級を取得、年額98万円を受給できたケース

男性(50代) 自営業
傷病名:感音性難聴
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
受給額:年額98万円

相談時の相談者様の状況

   5歳の時に交通事故に遭い近医へ搬送されました。そのまま約1年間の入院を経て、紹介状を書いてもらい大きな病院へ転医しました。小学校入学前の頃、耳の聞こえが悪い事を自覚していました。小学校入学時の身体検査で聴力の異常が判明し、近医を受診しましたが数回受診して終了しました。
 聞こえにくい為、補聴器を購入しました。また障害者手帳を取得するため、耳鼻科を受診し診断書を作成してもらいました。難聴の原因は交通事故による頭部外傷の疑いとのことでした。
 その後、小中高と受診はせず補聴器を使用して生活していました。高校中退後、父親の稼業を手伝っていましたが特に受診はせず、補聴器を使用して生活していました。その後は障害者手帳の再交付を受けるため1回受診しただけで、特に受診はしていませんでした。
 友人から聴覚の障害で障害年金が貰えるかもしれないと聞きお問い合わせを頂きました。                                                                                                                       

相談から請求までのサポート

 電話でのお問い合わせ時に、障害者手帳の診断書を書いてもらった医療機関で聴力を測ってもらうようお願い致しました。その結果を持ってご友人とご相談に来られましたが、両耳とも100dbを超えていましたので、1級レベルにあることをご説明いたしました。
 初診は5歳の頃でしたので、カルテはどの病院でも残っていませんでしたが、障害者手帳を取った際の診断書のコピーが残っていましたので、こちらで証明できました。また障害等級1級に該当する場合には、オージオメータによる検査結果のほか、聴性脳幹反応検査の結果を提出しなければなりませんが、全身麻酔をしなければならない為医療機関が簡易な検査で済ませてしまい、再検査を行わなければなりませんでした。

結果

 障害基礎年金1級が決定し、年額98万円を受給することができました。

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