ミトコンドリア病で障害基礎年金2級を取得、年間122万円を受給できたケース

男性(50代) 無職
傷病名: ミトコンドリア病
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級受給額:年額122万円

相談時の相談者様の状況

ご本人からのご相談をいただきました。面談はご夫婦でご相談にいらっしゃいました。障害の発端は、8年ほど前に突然右半身に麻痺が発生し、呂律も回らなくなり救急搬送され脳梗塞の診断を受けました。退院後も症状が改善せず病院を受診するものの明らかな異常所見がなく原因がわかりませんでした。その後もめまい・頭痛の症状などが続いたが原因がわからなかったそうです。2年ほど前に痙攣から緊急入院となった際に誤嚥性肺炎を発症、糖尿病の診断も受けました。検査で意識障害・高次脳障害が認められ精査の結果ミトコンドリア病と診断されました。右半身麻痺・難聴・糖尿病により日常生活も著しく不自由な状態でした。

社労士の見解

ミトコンドリア病は核DNA上の遺伝子変異やミトコンドリアDNAの以上により痙攣や脳卒中様症状などの中枢神経症状や内臓はじめ様々な症状があり、確定診断に時間がかかる難病です。障害年金の申請では、病気の症状にあった診断書で請求します。相談者の症状は右半身麻痺症状が2級相当の状態でした。高次脳機能障害や症候性てんかんの症状は経度で、糖尿病の状態も障害等級に該当しない程度でした。難聴の状態が3級相当である可能性があり検査をおすすめし、上位等級への併合も視野に入れながら肢体の症状で進めることにしました。

相談から請求までのサポート

病気の状況から、日常生活で困っている症状が伝わるように、医師への診断書依頼文の作成をし、病歴・就労状況等申立書を作成しました。難聴については検査の結果併合には足りませんでしたが、歩行が難しい状況や平衡機能の症状について症状が記載されているか確認し、請求いたしました。

結果

結果、障害基礎年金2級を受給することが出来ました。難病の申請は初診の特定などつまずきやすいところもあり、ご自身で請求される場合は時間がかかってしまい途中で止まってしまうケースも多いため、早めに専門家にご相談いただくことをお勧めします。

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