男性(50代)無職
傷病名:頭蓋内損傷に伴う認知症・高次脳機能障害
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1級
障害厚生年金 年間受給額:280万円
l 相談時の相談者様の状況
通勤中の交通事故により頭部を損傷したことで肢体障害と高次脳機能障害の症状が生じており、ご家族が相談に来られました。
手指が思うように動かない症状は程度が軽く、認知症・高次脳機能障害の症状が重度でした。人格が以前とは変わってしまい、怒鳴ったり、暴力を振るうといった衝動があり、他者との会話は成立しない状態でご家族は毎日ビクビクしながら過ごしているとのことでした。通勤労災も絡む案件で、手続きも煩雑であることに加え、ご本人様の介助にも追われる毎日に疲弊しておられました。
l 相談から請求までのサポート
交通事故により救急搬送された後、意識が戻らない状態が1カ月以上続き、その後、意識は戻ったものの記憶障害、注意障害、認知など高次脳機能障害が見られ自発性や活動性も損なわれていました。事故から1年6カ月経った頃に受診していた脳神経外科にて障害認定日の診断書を取得し、現症日の診断書は精神科にて取得しました。
障害認定日の診断書では傷病名が外傷性くも膜下出血による高次脳機能障害とされ、現症日には傷病名に認知症も加わりましたが、障害の状態としては受傷との因果関係も含め前医診療中と同じ状態とご判断いただいていることを主治医に確認し、2通の診断書により認定日請求を行いました。
l 結果
認定日請求の障害厚生年金1級が決定し、年額280万円、遡及で444万円を受給することができました。