女性(40代)主婦
傷病名:統合失調症
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
受給額:年額143万円
相談時の相談者様の状況
妄想的発言が出現するようになりました。夫婦間で揉め事があると、すぐに警察や学校などへ乗り込むようになりました。家族に暴力を振るい措置入院となりましたが病識が無くしばしば興奮する状況でした。退院後、再び支離滅裂な言動が認められるようになりました。子供達を学校に行かせなくなり、施錠し、夫を家に入れなくなり、保護入院となりました。退院後は薬物治療を行ないましたが、言葉が出にくくなる、自分らしくなくなる、自分は病気ではないと主張し受診を拒否していました。
2年後、支離滅裂な言動が増え、再び子供達を学校へ行かせなくなりました。夫への暴言、被害妄想、誇大妄想が顕著となり再度保護入院となりました。退院しましたが病識は無く、一日中怠い、笑顔が出ない、昔の自分に戻りたいと主張し続け受診を拒否するようになりました。
この後3度症状が悪化し入退院を繰り返しましたが、昨年より幻聴や抑うつ状態が再燃しました。1日中幻聴と話をしているような状況となり、大声をあげたり壁に頭を打ち付けるなどの自傷行為に及び警察に保護され入院することとなりました。
現在は自分の部屋で一日中寝ていることが多く、夫の援助が無ければ日常生活を営むことはできない状況です。このような奥様の状況を心配したご主人がご相談に来られました。
相談から請求までのサポート
初診は9年前でしたが大きな病院でしたのでカルテは残っていました。御本人とはお話ができない状況でしたので、御主人から日常生活状況や病歴をヒアリングさせていただきました。認定日当時はそれほど悪くなく、病院も受診していませんでしたので事後重症で認められました。
結果
障害基礎年金1級が決定し、子の加算を含め年額143万円を受給することができました。