女性(50代)無職
傷病名:脳性麻痺
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
障害基礎年金 年間受給額:78万円
相談時の相談者様の状況
先天性脳性麻痺による右上下肢の肢体障害の方で、最近になって障害年金のことを知ってご自身で申請をすすめていましたが、初診日が4歳の頃と古く、カルテがなくなっていたり、病院がなくなっていたりしていて20前の初診証明が取れずにお困りになってご相談に来られました。
肢体不自由の状態は麻痺により日常生活動作の不自由な状態が顕著で、筋力に落ちてきている状態でした。ただ病歴が長く、色々な病院に行っているため、初診の証明と病歴・就労状況等申立書の作成のサポートが必要な方でした。
相談から請求までのサポート
初診証明については、20までに通院していた病院は、廃業していたりカルテが無かったりで証明が取れませんでした。
小学校4年生の頃に通った2件目の病院についてご友人関係の方に第三者証明をいただきました。その際第三者証明の記載方法や修正方法についてサポートいたしました。カルテが残っていたのは43歳頃、今から約11年前の病院でした。身体障害者手帳もその時に初めて取得されていました。手帳の診断書の写しを取り寄せたところ幼少より麻痺があった事などの記載があり、こちらも添付しまして20前に初診があった事の証明をしました。
また病歴についてはいろいろな病院に通院・入院をしていましたが、請求傷病である肢体障害での流れがわかるように診療科を小児科・整形外科・神経内科に限り、内科や耳鼻科など請求傷病と関係なさそうなところを整理するのに苦労しました。
結果
結果、障害基礎年金2級を受給することが出来ました。
今回は親御さんが傷病を隠そうとしていたため資料が破棄されていました。また、幼少の通信簿にも記載がありませんでした。
病歴が長いとどうしていいかわからない方が多いと思いますが、そのような場合でも内容を整理し、必要な部分をまとめることで申請することが出来ます。依頼者の方はご自身での申請はできないとあきらめていたため、受給が決まりとても喜んでいただきました。
病歴の作成にお困りの方は、是非ご相談ください。