男性(20代) 無職
傷病名:高次脳機能障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給額:年額78万円
相談時の相談者様の状況
高校から帰宅途中、信号機のある交差点を自転車で直進していたところ、減速せずに交差点に侵入してきた大型バイクにはね飛ばされ総合医療センターへ救急搬送されました。脳外傷、内臓出血及び左脚大腿部骨折によりICUにて治療を受けました。意識不明の重篤状態が1週間続き、3週間後に意識が戻りましたが後遺症が残りました。
急性期を過ぎた為、リハビリテーション病院の脳神経外科入院となりました。意識障害、高次脳機能障害、四肢体幹失調、嚥下障害、構音障害が確認された。入院中は家で生活ができるように作業療法、理学療法、心理、言語、体育、職業訓練のリハビリテーションを実施しました。
退院後は高校の通信コースに転学し、1年生からやり直すことにしました。同級生の顔と名前が覚えられず、入学式の写真や先生の写真を利用して視覚から認識する様努力しましたが、なかなかフルネームで覚えることはできませんでした。事故時水頭症に対してL-Pシャント術を受けており、痙攣発作を起こす可能性があるとのことで、現在は3ヶ月に1回受診し、経過観察並びに薬の処方を受けています。
相談から請求までのサポート
交通事故による脳挫傷で、記憶障害になっていましたので、精神の障害(高次脳機能障害)で申請を行うことにしました。大学に在学中でしたが周囲の多大な協力によって通学や勉強ができている状況でしたので、この支援の状況を詳細にヒアリングを行いまとめ上げました。
結果
障害基礎年金2級が決定し、年額78万円を受給することができました。