男性(60代) 会社員
傷病名:うつ病
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給額:年額62万円
相談時の相談者様の状況
身体がだるく、気力が無くなったのを見て、当時の上司に病院を受診するよう勧められ、職場近くの病院を受診し神経症と診断されました。勤務時間軽減勤務の制度を利用していましたが制度廃止により約3年間の休職となりました。
その後自宅近くのメンタルクリニックに転医し、うつ病の診断で月2回程度受診しました。就労移行支援施設に通い、復職しましたが復職後、会社でパワハラを受け、次第に症状が不安定になりました。身体がだるく、不眠になり、会社を休みがちになりました。人と接するのが億劫になり、満員電車に乗れなくなりました。
その2年後に2回目の休職を約3年間しました。身体はだるく、睡眠は不規則でした。医師と合わなかった為、紹介状を書いてもらい他のクリニックに転医しました。うつ病の診断で月2回受診していました。クリニックの復職支援プログラムに通い復職しましたが秋口から激しい偏頭痛になり、会社を休むようになりました。上司から身体をしっかり治すように言われ、3回目の休職となりました。
現在は、週1回散歩ができれば良い方で、家から殆ど出られず横になっています。無気力、倦怠感、偏頭痛、睡眠リズム障害、どもって上手く話せない、幻覚の症状があります。仕事のことを考えると緊張感が強まり悪夢を見ます。3年間の休職期間が満了し、昨年退職しました。
相談から請求までのサポート
初診日は約20年程前でしたが、大企業の系列病院でカルテは残っていました。本人の申立てから判断すると現症日で2級レベルはあると思いましたが、実際に出来上がってきた診断書はどう見ても3級レベルでした。先生に見直しをお願いしようと思いましたが、見直しは一切しないと公言していました。また診断書は封印されていてコピーが添付され、この封印を破ると罪に問われるという文書が添付されていました。取り付く島もないという感じでご本人もこれで申請してくださいと諦めムードでした。
結果
やはり2級には届きませんでしたが障害厚生年金3級が決定し、年額62万円を受給できました。