女性(30代)障害者雇用枠で一般企業に勤務(休職中)
傷病名:うつ病
居住地:横浜市
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
相談時の相談者様の状況
依頼者の方は、幼少期に受けた虐待経験をきっかけに不登校など、情緒不安定な状況なられて、小学校低学年の頃に当時の担任の先生に勧められて精神科を受診されました。
その後は精神科に通院することはなく、不安定な状態ながらも、なんとか大学に進学されましたが、22歳の頃に呼吸困難などの症状が強くなり、再度、精神科を受診され、治療を続けながら、就労するもののなかなかうまくいかずに、障害年金の請求をすることにされました。
請求にあたって困ったのが初診日の証明です。小学校の頃に行った精神科のカルテはなく、22歳の頃に受診した精神科を初診とした場合にも、20歳を過ぎてすぐということで、保険料の未納があり保険料免除のこともよくわからなかったこともあり、保険料の納付要件を満たしておりませんでした。そのような状態でご相談に来られました。
依頼から請求までのサポート
障害の状態については、日常生活の著しい制限がつく状態と思われたため、初診の証明が出来れば何とか申請できると思いました。
そのため今回は初診日をどう証明するかが問題でした。初診日に病院が廃院している。またはカルテがないなど、初診の証明ができない場合には、第三者(隣人・友人・民生委員など)が証明する書類があります。こちらを使っての証明を検討しました。
小学校の頃に行った病院は担任の先生の勧めで受診しており、先生の証明がいただければとても確かな証明になると考えました。そのため来所時に教育委員会など当時の担任の先生のご住所がわからないかてがかりをさぐりるため電話で何件か問い合わせましたが、個人情報ということもありなかなかたどり着きませんでした。
そんな中、ご友人のつてで何とか先生にたどり着き、先生の第三者証明とご友人の証明をいただくことができました。
結果
20前障害の事後重症請求として、障害基礎年金2級の認定を受けることができました。
今後は、就労サポートなど復帰に向かっていただければと祈念しております。