男性(40代):就労支援B型事業所
傷病名:アルツハイマー型認知症
居住地:山形県
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給額: 年額78万円 遡及額59万円
相談時の相談者様の状況
上司からの叱責で情緒不安定となり、会社を1ヶ月で退職しました。その後、仕事を探す意欲が低下し、自宅で過ごしていましたが、うつ状態となり知人の勧めで医療センターを受診しました。長谷川式認知症スケールで11点を記録した為、総合病院での精密検査を勧められましたが、受診しませんでした。漢字が書けない、記憶力の低下などの症状があり、左耳の聞こえづらさで近医を受診しましたが、原因は不明だった為、大学病院の脳神経外科で精密検査を受け、左聴神経腫瘍と診断されました。さらに高次脳機能科で検査入院し、早発性アルツハイマー病型認知症と診断され、両側側頭葉の機能低下による記憶障害、書字障害、失算、失行・失認などが指摘されました。県立病院を紹介され、認知機能低下の抑制のため2か月に1回通院治療を行い、ドネベジルの服用を開始しました。現在は農作業を主とする福祉作業所に週5回、午前中のみ通所していますが、一人での外出が困難で、身辺の清潔保持に対する認知機能低下が顕著になっています。
相談から請求までのサポート
お兄様のご相談で妹様からお電話をいただきました。昨年アルツハイマー型認知症と診断され、金銭管理はできず、字も書けないという事でした。現在はお父様と山形県で2人暮らしをされていらっしゃり、お父様の年金で生活をしていらっしゃるとのことで、何とか障害年金を受給して経済的問題を解決したいとのご希望でした。妹様のご協力を得ながら手続きを進めていきました。
結果
障害基礎年金2級を取得、年額78万円、遡及で59万円を受給できました。