線維筋痛症で1日のほとんどをベッドの上で横になって過ごすようになり、障害厚生年金1級を遡及で受給できたケース

女性(20代):休職中
傷病名:線維筋痛症
居住地:神奈川県
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1級
受給額: 年額158万円 遡及額53万円

相談時の相談者様の状況

 身体に痛みを感じるようになり、歩けなくなるほどに悪化しました。帰宅時は電車にも乗れずタクシーを利用するようになりました。不眠などもあったことから、心療内科を受診し、漢方薬を処方されましたが、あまりに痛みが酷かったため、整形外科を受診しました。しかし問題無しとされ、院内紹介で内科の検査の結果、線維筋痛症の疑いと診断されました。この頃になると関節の痛みに加え、圧痛も出始め、特に下半身に症状が出ていました。専門医を紹介されましたが、痛みのため家から出ることができず、一日中寝て過ごす状態でした。現在は月1回通院し投薬治療を行っています。仕事は休職となりました。1人では受診もままならず、家族などに車で送迎してもらっている状況です。車中でもシートをリクライニングし、休みながら移動しており、車椅子で受診しています。職の目処もたたず日常生活にも支障をきたす状態が続いており、1日のほとんどをベッドの上で横になって過ごしています。室内での移動は壁伝い、屋外では介助型車椅子や電動車椅子を使用しています。

相談から請求までのサポート

 線維筋痛症での初診日は、以前は確定診断がなされた日とされていましたが、請求人に不利益が発生する場合があることから、一定の条件の下では請求者が申し立てた日を初診日とすることができるようになりました。ご依頼者の場合も確定診断前の日を初診日として進め、認定日請求を行うことができました。ご依頼者は1日のほとんどをベッドで過ごし、移動も車椅子を使用していらっしゃいましたので、肢体障害で申請いたしました。

結果

 障害厚生年金1級を取得、年額158万円、遡及で53万円を受給できました。

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