先天性ミオパチーで筋力が低下、車椅子生活になり、障害基礎年金1級を受給できたケース

女性（20代）：無職
傷病名：先天性ミオパチー
居住地：神奈川県
決定した年金種類と等級：障害基礎年金1級
受給額：年額99万円

相談時の相談者様の状況

　4歳頃から他の子と比べると転びやすく、走るのが極端に遅いことが気になるようになりました。その後も転びやすい状況は変わらず、国立病院を受診し検査を行ったところ先天性ミオパチーと診断されました。小学校4年生になると走れなくなり、階段の上り下りも難しくなりました。5年生頃より歩行時には杖を使用するようになり、6年生の時に呼吸器装着練習のため入院し、夜のみ呼吸器を使用するようになりました。中高では、通学は親が自家用車やタクシーで送迎し、学校内では車椅子を使用するようになりました。大学入学後は大学近くのマンションを借り、母親の援助のもと生活をしています。通学は電動車椅子を使用し、キャンパス内教室移動の際は学校がタクシーを用意してくれており、教室で使う机は養護机、荷物の出し入れは友達の補助というように常時援助を受け、大学生活を行っています。また、呼吸器が弱いためマスクの着用にも配慮してもらっており、試験の時は別室受験を許可されています。

相談から請求までのサポート

　お嬢様のご相談でお母様からご連絡をいただきました。お嬢様が先天性ミオパチーで常時車椅子で生活しているとのことでした。先天性ミオパチーは指定難病で、骨格筋の先天的な構造異常により、幼少期から筋力が低下し、また筋症状以外にも呼吸障害、心合併症、関節拘縮等を認める進行性の病気です。現在は大学に通学中で、ご両親や大学から配慮を受け生活しているとのことでした。詳しくお話をお聞きし、肢体障害で受給できる可能性が高いとお話ししたところ、お電話にてご依頼となりました。