男性(50代) 無職
傷病名:下咽頭癌
居住地:茅ヶ崎市
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給額:年額182万円、遡及額520万円
相談時の相談者様の状況
のどの違和感、痛みがあり、自宅近くのクリニックを受診したところ、風邪と診断され、薬を処方してもらいましたが症状は改善しませんでした。再度受診して内視鏡検査を受けた結果、咽頭の奥の方に腫瘍が認められ、大学病院にて腫瘍部の生検を行い、下咽頭癌と診断されました。専門病院で下咽頭癌の手術を実施し、咽頭を全摘出しました。退院後は抗がん剤を服用しましたが、胃癌が発見され、更にその後食道癌の再発が発見されたため、食道全摘出術を実施しました。頸部から肩にかけ神経切断により感覚がないため、怪我をしても気が付かず、また筋肉も切開しているため上肢が上がりにくく、日常生活に著しい制限があります。
相談から請求までのサポート
音声又は言語機能障害の障害認定基準は以下の様になっています。
2級 |
・音声または言語機能に著しい障害を有するもの |
3級 |
・言語の機能に相当程度の障害を残すもの |
障害手当金 |
・言語の機能に障害を残すもの |
また咽頭摘出術に関しては以下のような基準があります。
※喉頭全摘出手術を施したものについては、原則として次により取り扱う。
- 手術を施した結果、発音に関わる機能を喪失したものについては、2級と認定する。
- 障害の程度を認定する時期は、喉頭全摘出手術を施した日(初診日から起算して1年6月を超える場合を除く。)とする。
御相談者様は手術で咽頭を全摘出され、発声することができない為、認定日請求で2級に該当するとご説明したところ、御依頼となりました。
結果
障害厚生年金2級を取得、年額182万円、遡及で520万円を受給されました。