大動脈弁輪拡張症による人工弁置換術で障害厚生年金3級を受給できたケース

男性(50代):会社員
傷病名:大動脈弁輪拡張症
居住地:神奈川県
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
受給額: 年額100万円 

相談時の相談者様の状況

 突然の胸痛と左下肢のしびれがあり歩行困難となった為、救急搬送されました。急性大動脈解離スタンフォードA型と診断され、同日緊急手術にて人工血管置換術を行ないました。5日間程集中治療室にて治療をうけたあと、一般病棟にうつり、治療、心臓リハビリ等を行ないました。医師より、電車内では必ず座る、自転車使用不可、運動制限等の指示がありました。3ヶ月に1度通院していましたが、大動脈弁輪拡張症となり人工弁置換術および両側冠動脈の再建術を行ないました。日常生活においては痺れ、動悸、息切れ、眩暈、背中の張りといった症状があります。就労については、1時間毎に休憩をとっており、体調によっては時短勤務、テレワークにて業務を行っている状態です。

相談から請求までのサポート

 胸部大動脈解離による人工血管置換で3級に認定してもらえるため、当初は人工血管で認定日請求を考えていましたが、病院の方針で手術から3か月経過した日以降の日付でしか診断書は書けないと言われました。そうなりますと一般状態区分は「ア」にされてしまいます。人工血管の場合、一般状態区分が「イ~オ」にないと認定されません。そこで人工弁での請求に切り替えることに致しました。人工弁は人工弁が装着されていれば、一般状態区分にかかわりなく3級に認めてもらえます。ただし胸部大動脈解離と大動脈弁輪拡張症は相当因果関係があるとの医師の判断により、事後重症請求しかできませんでした。

結果

 障害厚生年金3級を取得、年額100万円を受給できました

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